皆さん、こんにちは、NLPE英語コーチングスクールの南山です。
今回の内容は、「正しい英語学習法探しを止めると、日本人の英語力は伸びる」ということです。
「正しい英語学習法探しを止めると日本人の英語力が伸びる」
こんなことを聞くと、大抵の人が、「意味不明」だと感じるでしょう。
今日は、私が言っていることが一体どのような意味なのか、お伝えさせていただきましょう。
英語学習に正しいも間違いもない
ただ、これまでも私が何度かお伝えしてきた通り、私たちが生きている世界は、「概念(言葉)」で成り立っています。
この言葉で成り立っている世界は、基本的には永続的ではないと同時に、常に「陰陽」を体験するようになっています。
例えば、私が最近、体験したことをお伝えしましょう。
私は、ちょうど先週から、ある理由から、「お酒と健康について」調べるために、様々な論文を読みあさっていました。
当然、日本よりも情報が多いのは海外ですので、私の扱える言語を使ってできるだけ多くの情報を集めていたわけです。
すると、意外と簡単に私を納得させてくれるエビデンスを揃えることができました。
例えば、
・ワインを飲むことで、血管が拡張し、心臓と脳に血液がのぼる。それにより、身体全体が温まる
・ワインに含まれるポリフェノールは、肌に良い
・お酒=ストレス解消
・お酒を飲むことで胃腸の働きが活発になると同時に、善玉菌が増える
などなど、お酒を飲む事で得られる効果をたくさん見つけられたわけです。
ただ、、、、、
そのまま調べ続けると、ある米国の研究チームがまとめている論文には、
「ワインによって得られる効果は一つもない。ワインから摂取できるポリフェノールは私たちの肌を綺麗にすることとは無関係だ」
と書かれていたわけです。
その他にも、別の米国の研究チームが発表した論文には、「お酒は一滴でも摂取すると健康に害を及ぼす」と書かれていました。
ただ、その一方で、フランスの研究チームは、「ワインは2杯までであれば、人々の健康に良い影響を及ぼす」と発表しているわけです。
この時点で、私の頭の中では、「???」が浮かんでいました。
「お酒は良いものなの?お酒は悪いもの?」
今、この質問を、誰かが私にかけたとき、私が答える回答は一つです。
「どっちでも良い」
これに限ります。
この1週間、多数の論文を読みましたが、白黒をはっきりすることなんてできませんでした。
これが、「概念」の世界です。
誰かが「正しい」と言えば、「間違い」を言う人もいるのです。
ということは、
この世に正しいも間違いもないことが分かってきます。
簡単なまとめとしては、「お酒を飲みたい人は飲めば良いし、飲みたくないなら飲まなくて良い」ということです。
今回、私は科学(サイエンス)の曖昧さを痛感しました。
日本人が英語学習をするときに陥っている問題
ただ、私はお酒の効果を調査する上でこのことを体験しましたが、あなたは、もしかすると、英語学習でこれを体験してしまっていませんか?
頑張って正しい英語学習法を探して、取り組んでみるものの、
「それは間違いだ!」
と言ってくる人もいるはずです。
もしかすると、
「これやってて意味あるのかな?」
と、自分の中で「正しい」「間違い」を体験しているかもしれませんね。
さて、ここで思い出してください。
「正しい」「正確」な情報を探すと、答えは見つかりません。
では、どんな英語学習法をするべきなのでしょうか?
答えは簡単です。
「あなたがしたいと思った英語勉強法」
これが、英語力を上げてくれる勉強法です。
私たちはいつも、他の人の基準を自分に当てはめて物事を考えます。
それは、常識・非常識、プラス・マイナス、幸せ・不幸せなどなど。
特に幸せの定義を聞くと、大抵の人が、他人が信じている幸せの定義を基準として物事を考えます。
だから幸せになれないのです。
幸せを探すと、不幸せもそこに存在します。
するといつも、この状態は、世間にとっては不幸せだと、自分で自分を苦しめてしまいます。
では、幸せの定義はどうすれば見つかるのか。
あなたが幸せの定義を決めれば良いのです。
家でじっとしているだけで良い感覚になるなら、それがあなたにとって幸せです。
思考も感情もない、「今」にいる状態が心地よいなら、それがあなたにとっての幸せです。
このように、幸せは本来自分で決められるものです。
あなたが楽しいと思える英語学習法を行うべき
それは、英語学習でも同じなのです。
正しい英語学習法を外で探そうとすればするほど、他の人の意見に振り回されるだけになります。
そして混乱してしまい、英語が嫌いになっている人が多いのです。
思い出してください。
100年前、50年前、特に英語学習法の情報が世間に出ていなかった時から、英語習得に成功している人はいました。
それであれば、英語習得に成功する方法は、他の人から学ばなくても、自分で考えれば答えがあるということです。
私は、あまりにも情報が増えすぎていることで、人々が混乱していることを強く問題視しています。
情報に頼らず、自分で英語学習法や「幸せの定義」を決める能力があるのにも関わらず、人々は自分を過小評価し、情報に振り回されているようにしか見えないのです。
ぜひ、もう一度、あなたが心からしたい英語学習法、
取り組んでいて楽しいと思える英語学習法を探してみてください。
必ず、あなたのためだけの英語学習法が見つかるはずです。
では、今日はこれで終わります。